ロレックスの腕時計を購入した話#4
前回の話はこちらです。
sweetapplepie777.hatenablog.com
突然ですが、最終回です。
購入した店舗に迷惑がかかる可能性を考え、どこで購入できたかは伏せておきます。銀座、日本橋、新宿エリアにある正規販売店のいずれかとなります。
6日目(2021/10/9)
- 17店舗目 A店
- 18店舗目 B店
この日は用事があり都心へ出ていた。用事を済ませた後は時間に余裕があったので、用事があった場所から一番近いエリアでマラソンすることにした。緊急事態宣言明け2回目の土曜日なので店内は混雑しているだろうし在庫も無いだろうと期待せずに移動していたのだが、以下のツイートを読んだことで期待は0となった。
今横で3人の女性相手にロレックスのマラソン代行させようとしてる... 「今画像をお送りしたのがオイスターパーペチュアルで、サイズはこれが欲しいといってみてください。恐らく小さめのを提案されると思いますが... 店員さんと仲良くしてください」なにこれ...業者じゃん... pic.twitter.com/cY6i4GAPw6
— Masaharu Wada / 和田 将治 @HODINKEE Japan (時計メディア) (@masaharu_me) 2021年10月9日
これだけロレックスマラソンが加熱していると、こういった行為をしているやつは絶対いるだろうなと思っていたが、やっぱりなという感じだった。
それでも何故向かったかというと、以前から買おうと思っていた雑貨をそのエリアへ行くついでに買おうと思っていたからだ。むしろマラソンよりこちらの方がメインだった。後から考えるとこれが功を奏した。
到着してすぐにA店へ向かい在庫確認してみるも、安定の在庫切れ。せっかくなのでサブマリーナの問い合わせはどれくらいあるのか聞いてみた。この店舗の場合、1ヶ月で1000件程度と教えてくれた。1ヶ月のうちその1000人が来店して入荷が1〜3本で単純に考えると0.1%〜0.3%の確率。実際はもっと違う計算になると思うが、これは無理じゃないか……。
A店を出てからは目的の雑貨を買いつつB店へ向かった。途中、あまりの人の多さに行くことをやめようと思ったが、念のため行ってみることにした。
B店に到着してからは店内を少し見た後、近くにいた店員に
僕「ステンレスの黒いサブマリーナを探しているのですが、ありますか」
店員「サブマリーナは大変人気で在庫を切らしております」
即答だった。期待していなかったけど。この後、店員には2〜3週間前からサブマリーナを探しているけど全然見つからないので辛いと愚痴を聞いてもらった。そして、何故サブマリーナを探しているか伝えると店員から例のフレーズが出てきた。
店員「ちなみにデイトとノンデイトどちらをお探しですか?」
この瞬間、もしかして在庫があるのではと期待が高まった。一度在庫切れと言われた後に在庫確認から在庫有りと言われるパターンはネットでも散見されていたからだ。その後も雑談を続けていたが、あまり時間を取らせるのも悪いなと思い引き上げようとすると、どうにも話を引き延ばされる。ここでもさらに期待が高まった。話を引き延ばされたのは、おそらく周りの客がいなくなったり離れるタイミングを見計らっていたのだと思う。周りの客がいなくなったタイミングで「また来ますね」と伝えると、
店員「念のため在庫確認してきますね」
キタ!これはあるぞと静かに興奮した。
5分ほど待たされバックヤードから出てきた店員が近くに来る。そして、小声で一言。
店員「ご案内できるものが1点ございます」
勝った。そう思った。
こちらへどうぞと個室に通されて購入に関しての説明を受ける。購入にあたり書類の記載をするのだが、ついに出会えたという興奮と緊張でペンを持つ手が震えた。各種手続きが終わるとついに布をかけられた腕時計が運ばれてくる。布が外され現れたのは、僕が探し求めていたサブマリーナ ノンデイトだった。
店員が試着を薦めてくれて腕に装着してみる。やっぱりカッコいい!
僕「買わせてください」
即答だった。その後は支払いやその他の手続きを進めていく。手続き中は店員に今まで浮かんだ疑問(転売、服装、入荷時期など)を直球で投げかけてみたところ、回答してくれた。後日まとめてみようと思う。
そんなこんなで1時間ほどかけて手続きをした後、第一希望のサブマリーナ ノンデイトを受け取り無事退店することができた。入店した時はこんな結末になると思っていなかったけど、僕のロレックスマラソンはこれで完走となった。
最終回といいつつ、次回は総括してみるつもり?
追記
noteにまとめてみました。